

玄関の1年生が育てている朝顔がたくさん咲いています。おとついは大変な雨と風でしたが、昨日、今日と、気温も低く、校長室のエアコンはひと休みしています。
さて、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、プールの授業や、運動会など3密を避けるための中止の決定をさせていただきました。しかし、現在は和歌山県、有田地方では落ち着いた状態でもあります。油断することはできませんが。
そこで、今現在の学校としての考えをお知らせいたします。
まずはプールについてです。7月中に心電図や眼科検診、内科検診等が実施されます。公共のプールも条件付きではありますが一部開放しています。感染リスクをなくすため、更衣室の分散使用や、使用後ごとの消毒の徹底をして、2学期にはプールを使用しようと考えています。ただし、今までのように45分間の授業としてはリスクが多いので、入水時間を短縮して実施する予定です。8月4日には6年生といっしょにプール掃除も行います。
次に運動会です。現状では通常の運動会を行うことはできません。理由としてやはり年間185日という短縮された授業日では、運動会のための練習日程をとり実施することは、授業時数が足りなくなります。3月までに今年の学習を終えることができなくなります。また、全校参加で実施すると、子どもの見学席の確保や、保護者の方々の観覧席の確保が大変困難です。
ただし、規模を縮小して、練習が出来なくてもできるような競技等を考え、全校一斉ではなくて、短時間で、例えば低・中・高学年別に体育大会のような行事が実施できないかと模索中です。人数を少なくすることで密を防げるのですが、保護者の方々にもおいでいただけるように人数制限をすることも考えています。
また、例年実施している来年度入学してくる新入生のおみやげ競走も違った形で実施したいと思っています。
これらはあくまでも、今のように感染のリスクが低い状態が続くということが前提でのお話です。東京では感染者数が増えている状態です。近畿圏でも増加傾向にあります。そのときの状況によっては、実施することができないこともあります。保護者の皆様にとっては、非常にもどかしく、なぜはやく決定しないのかとお叱りをいただくかもしれませんが、現状をご理解いただき、実施に向けて、お子様の健康状態をしっかり管理していただくことをお願いするばかりです。
熱中症予防にも気を配っていただき、たいへんありがとうございます。ただ、まだマスクを外しての活動ができない状態が続いております。不要な場面ではマスクを外し、授業中でも体調や気候をみながら水分の補給をさせることも実施しています。
また、体力低下で重いランドセルを背負って登下校するリスクについてご意見をいただき、次の日からいわゆる「置きベン」も実施しています。お茶ではなくスポーツドリンクの持参についてもご意見をいただいております。
ただし、それらを実施したからといって、熱中症を防げることはありません。あくまでもリスクを低減するための対処です。もっとも有効なのは睡眠時間をしっかりとること。バランス良くごはんを食べることです。特に朝ご飯はしっかりと食べさせてください。
ゲームをしていて、テレビやユーチューブを見ていて寝るのが遅くなったなんてことはありえないことです。朝ご飯を抜いてきたなんてありえないです。根本的な生活習慣の改善をしていかなければ子ども達に学校で集中して学習する、生活する体力はついていきません。釈迦に説法ですが。
ずいぶんと長々と書いてしまい申し訳ないです。学校でも子ども達の健康で安全な生活を保障するために全力を尽くしてまいります。どうかご家庭でも今以上に、基本的な生活習慣の確立にむけてお取組くださいますよう、よろしくお願いいたします。